『嫌よ嫌よも好きのうち』
この諺は
「嫌いと言いながらも実は好きなのだ」
という場合もあるということを言っているのです
同時に 、
「好きだとは単純に言えない気持ち」
も含まれています
「嫌いで好きなの」
という矛盾した気持ちも含まれています
なんだかこれでは
好きなのか嫌いなのか分からないじゃないと思われるかもしれません
そうなのです
人間は真正面から好きか嫌いかを問われたら
正直言って分からないことが多いものです
「好き」と
「嫌い」には単純でない思いが含まれています
特に
「嫌い」と言われた時
この言葉に含まれている複雑な感情に思いをはせてください
「嫌よ嫌よも好きのうち」を思い出してください
他人が
「好き」「嫌い」をハッキリ言うことはまずないでしょう
感情を露わにしてくれるのは身内です
あなたにとって大切な人です
親身な対応が必要なのです
特に子供の言う
「嫌い」にはこの感情が100%内包されています
これを単純に自分を嫌っているとストレートに受け止めると
子供との間に不幸な結果が起きてしまいます
子供が
嫌いと言う時は
全部ではなく、ごく一部を言っているのです
では、事例検証を行ってみましょう
【事例1】
子「お母さんなんて大嫌いだ。何もしてくれない」
母「何もしてないことはないでしょう。ご飯も作ってるし遊んであげてるじゃない」
子「お母さんなんて大嫌いだ」
母「分からない子ね。お母さんの方が嫌になってしまうわ」
子「お母さんなんて大嫌いだ」
・・・・・・・・・・・・・・・・
子供は泣きわめき、母親は腹が立ってきます
不幸が始まります
【事例2】
子「お母さんなんて大嫌いだ」
これに対し
(本当は私の事が好きなのに・・・私何か気に入らないことしたかしら)
と感じることが出来ると
母「お母さん何か忘れていたとか気に食わないことしたかしら?」
子「お母さんに頼んだのに、ガム買ってきてくれなかった」
母「そうか、忘れていたね。ごめんね、すぐ買いに行こうね」
子「お母さんありがとう。お母さん大好き」
めでたし、めでたし
となるはずです♪
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